日々の出来事や調べ物に関するネタを備忘録(Memorandum)として残していくBlogです。

映画「ライフ」を観てきた

一見すると「ゼロ・グラビティ」感もあるような所謂「宇宙モノ」。予告で気になっていたので109シネマズ湘南にて観てきました。

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観終わってからの端的な感想としては「うっわー、後味悪ぅ〜〜(褒めてる)」といったところでしょうか。宇宙空間を舞台とした「ホラー映画」であったことは(ほぼほぼ事前に情報を仕入れていなかったのもあり、)新鮮でした。「あぁ、そういう"殺り方"もあるのね...」という"カルバン"と命名された地球外生命体の宇宙船クルーの殺害方法もまた新鮮味があったかと思います。ライアン・レイノルズはどうしてもデップー臭を感じてしまうのは否めなかったw

ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」でもB級映画テイストを絶賛していましたが、まさにそんな感じ。「後味の悪さ」という意味では"あの映画"(タイトル言ったらそれはそれでネタバレになってしまうので控えますが)をエンドロールにて思い返しておりました。

映画ポスターと予告編だけみて「感動巨編...!」的な内容を期待していくと裏切られるかと思いますが、そんな予想外の展開も笑って楽しめる、という人ならば存分に楽しめるのではないでしょうか。個人的にはオススメです。

映画「ジョンウィック チャプター2」を観てきた

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前作が非常に好評だったのを受けて即続編が企画されたこのシリーズ。早速「続編」の「チャプター2」が公開されたので観に行ってきました。ちなみにこの作品で2017年の映画鑑賞50回目。(※50作品では無い。作品数だとこの時点で45作目)

鑑賞場所は立川シネマシティ。

まっ、確かに家壊されたらぶっ殺しますよね...(わかる)(ただ直接の理由はこれではない)

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普段映画を観る時はパンフレットも一緒に購入しておくのですが、立川シネマシティではなんとパンフレットが売り切れてしまっておりました。残念...。明日以降、どこかで調達せねば。一方で「そんなに良かったのか」ともなり、期待度もUP。


以下、感想など。

  • 映画自体はカーチェイスから始まる。この時のエンジン音の応酬が立川爆音らしくまぁデカいデカい。
  • 予告編でもチラッと映ってたのかな?車で空中ドリフト?するシーン。あれ物語の流れで観たらカッコイイ〜感じでした。
  • ってかジョン・ウイック、イラッとしたからってそこ戻るの?
  • 序盤から色々な方法で人を痛めつける&殺すのオンパレード。遠心力付けて引いてすっ飛ばす(そして鉄柱に叩きつける)のはエグっ!と思いました。
  • ジョン・ウィックを語る時の説明がなんだかチャックノリス的な感じになってきてた...w
    • 「ヤツは◯◯◯◯で人を3人殺した」的なストーリーが出て来た時は「まじで?!w」と思わず吹き出す。
    • →終盤戦、実際に◯◯◯◯で人を殺すところが出て来て「うはww 本当に死んだwww」となるなど。
  • アジア系の巨漢を殺す時の一連の流れもGood。手間取りながらも最後はああやって倒すのかと。確かにあの箇所は体格あんま関係無いっちゃ無いよね...
  • 「コンチネンタル内では殺しはやらない」的なルールがある事が明示される。これが後で効いてくるんだけど、序盤(中盤?)に明示された時にやりあった彼とジョンウィックは過去何か仲間だったりしたのだろうか。それとなくそんな会話はあったけれども...。
  • 今回は「殺し方」もそうだけど「バトルシーン」にも一風変わったシチュエーションがあって面白かった。「ライブ会場」ではジョン・ウィックが華麗な手捌きで仕留めて行くし、「駅の連絡通路」での静かなる銃撃戦の応酬は「えっ、そんなに銃声小さいの?」ってなるような、でも映像的には新鮮でした。
  • ジョン・ウィック、語学が堪能だけでなく、手話も行けるとは...
  • えっ、そういうスマホアプリあるんだ?w
  • 中盤から出て来るローレンス・フィッシュバーン演じる人物とのシーンではやはり「うぉぉ...!」となりますね。マトリックス以来の共演?となる訳ですし、やはりオーラはすごいものがありますね。
    • で、彼に銃を渡されて、一緒に貰った弾丸は7発のみ。「この7発でなるべく弾を節約して殺しに行くのかな...」と思いきや、終盤に始まった戦闘シーンの一幕目で速攻7発使い切っちゃったw
    • あと、ありそうでなかった「銃を投げつける」シーンもあった。

という感じで十分に楽しめた一作でした。終盤でジョン・ウィックが行った行動により、更に今後の立場が厳しいものとなった展開に。「2」の評判も相当なものらしく、早速次作「3」の制作も噂されているようですが、あの「2」のラストからどういう風に話を持っていくのでしょうか。非常に気になるところです。

2017年公開映画 観ておきたい作品まとめ(2017年07月ver.)

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今年3月に備忘録も兼ねて「観ておきたい映画」を下記エントリにてまとめていましたが、今年2017年もそろそろ半分が経過しようとしている&残りの期間もずっとこちらの3月ver.を更新していくのもなんだなと思いましたので「7月ver.」として新たにエントリとしてまとめておこうと思います。構成は3月ver.と全く同じです。

鑑賞した作品群はこちらのエントリにまとめています。

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映画「ディストピア パンドラの少女」と「22年目の告白―私が殺人犯です―」をハシゴ鑑賞してきた

この日はブルク13で映画2本ハシゴ鑑賞してました。

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2017/07/02 ディストピア パンドラの少女/2D字幕/ブルク13

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映画館での予告を観て「おっ、これは...」と思った作品だったのでチェックしておいた作品。
ほぼほぼ、その予告編のイメージ以外何も情報を仕入れずに鑑賞に臨みました。

以下感想メモなど。

  • 冒頭数字を数えるシーンが出てきて「何だろう?」と思ったが、終盤でちゃんと伏線回収してたので納得。
  • 原題が冒頭出て来て「ディストピア」とは全く関係無いものだったので「あーこれも良かれと思って日本スタッフが改題したのかなぁ」となる。邦題は観終わったあと振り返るとまぁ雰囲気そんな感じもするけど別に言い得て妙、という程でも無く、微妙っちゃぁ微妙。
  • 事前情報を全く仕入れてなかったので、冒頭の「何この映画...」「えっ、そういうジャンル?」という観る側(私)の混乱はちょっとあったかも。
  • 異変を来たした子供たちに対して軍人が発言する「人間の姿に騙されるな」という台詞も割と当初は「えっ、えっ?」となった。
  • 中盤になってようやく世界観や舞台となった国が把握出来た。そういった意味では事前知識を仕入れる事無く鑑賞に臨めた事は良かった。
  • 猫は殺してもOKで犬は殺さなかったのは何でだったんだろう。空腹だったってだけなのかな...
  • ベンツ社のあの変わり様...
    • ↑も含めたあの世界観の描写、どういう風にやってるんだろうね?とは思った。CG結構駆使した感じなのかしら。
  • 終盤のあの主人公の行動、人間からしたら「そうはやってくれるな」というところなんだろうけれども、主人公側の行動からしたらまぁ、そうなるよね...とも考えられる。
  • 終始ずっと味方してくれたあの先生を思っての事もあってのラスト。序盤とは"立ち位置が入れ替わってしまった"事を示唆する対比構造、そして冒頭をなぞった(しかし位置関係は逆転してしまった)描写は「上手い!」と思いました。

という感じで超感激!という程では無いですが、佳作的な感じで楽しめた1本でした。

 

2017/07/02 22年目の告白 ―私が殺人犯です―/2D/ブルク13

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こちらは特に観る予定は無かったのですが、「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」での映画評は既に聴いていて、その批評が思いの外良いものであった事と、宇多丸氏がネタバレを極力避けていた評論内容だった事もあり、「これは観に行くべきか...?」となって鑑賞する事にしました。

以下感想メモなど。

  • 冒頭描かれていた、一連の事件における犯人の犯行した時代、即ち1995年の描写のされかたが秀逸でした。阪神大震災やオウム等の「実際の映像」を使い、観るものを一気に「あ〜、あの時代だ...」と思わせるに十分な描写でした。キャスト&スタッフロールも95年当時"風"のくすんだ雰囲気でGood。
  • タイトルが出るのも結構遅かった。
  • TV映像(日テレのやつ)の演出も「あー、それっぽいね」というようなもの。パンフレットを読む限り、映像の演出的なところはかなり手を入れて細かく作り込んでいる印象がある。全般を通じて、とても良かったなと思える形でした。
  • 犯人が記者会見場に姿を表した時に流していたプレゼン?資料、あれはどういう風に作ったんだろう...と思ってしまうのは職業病か。あーでもアレはパワポとかでは無くて普通に映像資料か。
  • ああいう(犯人の)露出の仕方をする事で、世間が興味を引く部分は多分にあるのだろうけれど、「"様"付け」まではするかなぁ、とは思った。イベントにも人は集まるのだろうけれど、「キャー」と騒がれるのは...ねぇ。そこは若干の違和感があった。
  • 中盤以降のお話について言及しようとすると、確かにネタバレになってしまうのは避けられないなw
  • 主人公の刑事(伊藤英明)がとある事情で辞職願いを出した際の上司の「やる時はとことんやれ、時間稼ぎくらいならしてやる」という台詞。主人公含めて、時効になってしまった時の悔しさ(の描写)があるからこその、同じ方向を向いていた"同士"的な思いも乗ったこの台詞はじーんときました。
  • 中盤からの意表を突いた展開、そして終盤に掛けての流れなどは邦画としては十分納得の行く、満足するお話の進め方・畳み方だったと個人的には思います。パンフレットを読む限りだと相当回数、脚本を練り直したというからこれは制作陣素晴らしい!という他無いでしょう。
  • 監督の入江悠氏は「SRサイタマノラッパー」で注目していた監督でしたが、いや凄い楽しませて頂きました!先日放送されていたドラマ版「サイタマノラッパー」ではカメラの"ワンカット長回し"を多用しておりそれが独特の風味を醸し出していました。今回の"TV番組生出演"シーンでもそんな雰囲気のシーンがありましたが、あのシーンは監督からというよりも出演陣からの提案だったのですね。(パンフレットに記載があった)

という感じで、こちらはかなり「当たり」の部類に入る作品だったと思います。ネタバレしてしまうとその楽しさも半減してしまうので、事前知識を入れずに、素のままで一度鑑賞してみる事をオススメします!

映画『レイルロード・タイガー』と『ハクソー・リッジ』をハシゴ鑑賞してきた

この日は2本映画をハシゴ鑑賞してきました。奇しくも両方共に『戦争』時を舞台背景とした作品でした。観てきたのはTOHOシネマズ川崎。
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2017/06/24 レイルロード・タイガー/2D字幕/TOHOシネマズ川崎

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個人的には『ジャッキー・チェン最後のアクション超大作』と謳われた『ライジング・ドラゴン』以来のジャッキー・チェン出演作品映画鑑賞。で、これも"意外だな"と思ったのがジャッキー・チェン作品の"吹替"版を"映画館で観る"というのも人生初な気が。TVではそれこそ何度も吹替で観ていますが、こと映画館で、となると『映画館で吹替って、そういえば記憶が無いな〜』と思った次第。

作品のストーリー的な部分については、まぁジャッキー作品でもあるし、そこまで真剣にというか、重視しては観てなかったですw こういうのはジャッキー含めアクションシーンを楽しく観られればという感じ...でしたが、アクションシーン満載という感じでも無かったですね。ジャッキー本人のアクションは控えめ。

ライジング・ドラゴン』でも出ていた張藍心(ジャン・ランシン)、今回は日本人役という事でしたがアクションは相変わらずのキレのある演技。台詞については日本語を話してたという事でしたが吹替で観たのでその『日本語の喋り方』については聴くことが出来ず。メディアが発売されたら聴いてみるかな。また今回のキャストについては日本軍指揮官:山口を池内博之が演じていましたが、真面目に演じる部分とコメディタッチで演じる部分、双方のバランスが取れていて良かったと思います。

戦争映画なのに途中、コメディタッチ多くね?とか、これは茶化し過ぎじゃないの...?とか思う部分も散見されましたが、パンフレットを読む限りだと制作側の意図的な部分があったようですね。戦時中における日本軍の描き方も(中国側からしたら)もっと極悪に、もしくは日本軍を貶める様な描き方も出来たのではと思いますがこれはこれであまり酷くなり過ぎないようなところで押さえていたのでは、と思います。

作品中では息子のジェイシー・チャンとの共演もあり、『親子共演』を意識的に盛り上げているシーンもあったのですが、パンフレットには言及している部分はおろか、ジェイシー・チャンのプロフィール紹介も写真も無し。キャスト的にはそこそこの扱いだったのに...(唯一解説部分で僅かに名前の言及があったくらいか) まぁ、過去に犯した過ち(麻薬を使用した疑いで懲役6か月の実刑判決)の大きさがここまで(の影響)なのか?!とびっくりしました。

エンドロールはジャッキー映画毎度お馴染みの『NGシーン』。改めてこの方式で観るに、物語を振り返りつつも撮影現場の実際の雰囲気を垣間見る事が出来て、いや素晴らしい発明だなーと思いました。

ジャッキー・チェンの映画については9/1にも『スキップ・トレース』が新作として公開される予定。こちらは"いつも通り"のアクション映画として楽しめそうです。


 

2017/06/24 ハクソー・リッジ/2D字幕/TOHOシネマズ川崎

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こちらについては予告編等で非常に興味深く惹かれるものがあったのと、久々メル・ギブソン監督作品という事でチョイス。

ウリの1つとなっていた「凄惨な戦争描写」はいつ出てくるんだと思いきや、前半はアクションらしいアクションは軍内での訓練シーンがあるくらい。それもまぁ、極普通のテイストのものでした。ですが「沖縄上陸前」と「沖縄上陸後」でガラリとテイストが変わり、これでもかとグロ満載の戦争・殺戮描写のオンパレード。こんな状況で、精神状態で居なければならないなんてそりゃあ精神も病むわなぁ...と。ある意味十分な「反戦映画」の役目も果たしてるんじゃないかなと思った次第(こんな目に遭う"戦争"なんて嫌だ、的な)です。

っていうか、この映画PG12指定だったんですね。てっきりR指定かと思ってたw

日本(沖縄)が舞台という事で日本軍の描かれ方も気になるところではありましたが、個人的には「ちゃんと描いてくれていた」と思います。実際の日本軍の状態はもっと厳しいものであったようなので「良く描いてもらった」的な部分があるのかなとも思いましたが。

以下、気になった関連記事など。

映画『おじいちゃんはデブゴン』を観てきた

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雑誌『映画秘宝』でも特集が組まれていたりいて作品を目にする機会があったのと、久々感もあったので調整して観てきました。鑑賞したのは新宿武蔵野館@新宿。駅から近く、館内も思った以上に寛ぐスペースがあって良い空間でした。
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作品のテンションとしては話の舞台や設定もありスローかつ和やかさもある雰囲気で進みます。終盤サモハンが敵のアジトに乗り込んで行くシーンからはアクション全開となりますが、おじいちゃんが老体に鞭打ちながらもバッキバキ相手の骨を折っていくのはなかなか新鮮な感じでしたね。この作品、じつはジャッキーも参加する予定だったとか何とかという記述をどこかで読みましたが、全盛期の彼ら(ジャッキー・チェンサモ・ハン・キンポー、ユン・ピョウ)を映画で観た世代としてはこの3ショットが実現する作品を観てみたい!と思う次第です。

映画『LOGAN/ローガン』と『MUKOKU 武曲』をハシゴ鑑賞してきた

この日は数年振り(10数年ぶり?)に(軟式)野球を会社の同僚達と行い、普段使わない様な部位を動かした事による筋肉痛が早々に出始めた状態で、程良い時間帯で余裕が出来たので今月観ておきたかった作品をハシゴ鑑賞してきました。観に行ったのは109シネマズ川崎。そして観た作品は『LOGAN/ローガン』と『MUKOKU 武曲』の2本です。
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2017/06/10 ローガン/IMAX 2D字幕/109シネマズ川崎

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『X-メン』の最新作にしてローガン役のヒュー・ジャックマン(及びプロフェッサーX役のチャールズ・エグゼビア)の"最終作品"と謳われている今作。

本当は過去作品を復習してから臨もうと思ったのですが時間が無く("第1作目"だけでも観とくと良いよ、というアドバイスも受けていたのですが)結局1つも過去作品を通しで観ること無く鑑賞に臨む事になりました。ウルヴァリンの特徴とか、物語の大枠的なところはざっくりとだけどWebで調べたり、あとは直近の映画秘宝で特集組んでたのでその辺りの情報収集を行った、という前提知識レベルでの鑑賞でした。

で、感想メモ。

  • R指定作品と言うこともあり、のっけからエグいシーンが出る出る。このテイスト、このシリーズで出ることが無かったという事を考えるとこれまでのシリーズを観てきた人からすると驚きとなる部分になるのではないでしょうか。
  • ただ、とは言え無敵感は無く、本当に"老体に鞭打って"感が強い描写。
  • 過去作品を復習して居なかったので、白塗りスキンヘッドの人がどういう人だったのか、あとプロフェッサーXの特殊能力がどういうものだったのかという部分については把握しておらず。
  • ローラが敵の襲撃を受けるところの『強さの演出』として、音だけ→何事も無かったかの様に建物から出てくる→生首ポイー、という描写はGood。
  • 結局払わんのかい!(スーパーのくだり)
  • プロフェッサーX、口喧嘩をするも、何やかんやでちゃんと薬は飲むんやね...(まぁエラい事になっちまいますし...)
  • 車トラブルを助けたお礼として泊めてくれた家での『学校』ネタトーク、あれアドリブだったんですねぇ...w
  • ローガン『(ローラが)しゃべったぁーーーー!』
  • ローガンの髭が"あの仕様"に狩り揃えられるくだりの部分はリスペクト感があって良いなぁ、となった
  • 終盤からフィナーレまでの展開は、ただただ凄惨に、そして『あぁ、終わるんだなあ...』という悲しさを滲ませつつの展開。
  • っていうかね、冒頭に書いた様に、このシリーズ自体ほぼ未見で臨んでた訳ですが、終盤からの切なさ満載の展開におじさんついついウルっと来てしまいましたよ...最後の最後にローラが見せる表情と来たらもう...。・゚・(ノД`)・゚・。 。゚
  • でさ、最後の最後にローラが墓標をアレするシーンで、もうダメでした。・゚・(ノД`)・゚・。 。゚

エンドロールについても今後の続編を匂わせる様なアレも無く、単一の作品として、そしてシリーズを終わらせる形として潔い締めとなっていた様な気がします。シリーズ作品としては当作品を含めて計9作品、過去8作を観ていた人からするとより感慨深いものがあるのでは...とは思いますが、その辺りカバーしていなくとも十分楽しめる作品でした!個人的な今年のランキング的にも上位に食い込んでくる作品だと思います。

 

2017/06/10 MUKOKU 武曲/2D/109シネマズ川崎

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いつだったかの予告編上映で『おっ、これは...』という感じでアンテナが立ってた事もあり、また、学生時代剣道部だった事もあり(中学3年間/初段取得)、その辺りの"剣道描写"もどんなもんかねぇ、というのもあったのでチェックしていた今作。

当鑑賞記を書くために少し調べてみると、こんな記事がありました。

Mummy-DRHYMESTER)コメント
この映画はとてつもなくリアルだ。
ラップも剣道も呑んだくれも全てやった俺が言うんだから間違いない。
ラップと呑んだくれは知ってたけど、Dさん剣道もやってたんだ!これは初耳でした。

ちなみにMUMMY-D村上虹郎こちらの企画でラップ共演してますね。個人的にはこの共演で村上虹郎を知ったというのもありました。

  • 村上虹郎演じる羽田融がとある切っ掛けで剣道対決をする事になり、防具を無理やり付けさせられるくだりで『くっせ!』という台詞を吐くシーン。『剣道部あるある』ですねw (防具は室内干しの為、結構な臭いが篭って臭くなる) でも最近は防臭のものもあるようで、この辺時代も変わってきてるんですねぇ...
  • 浮浪者が出て来るシーン、何か見覚えあるなーと思ったら大船駅じゃん!(小さい頃は鎌倉市住みで大船駅も最寄りだったので馴染みがあった)→パンフレットを見て『鎌倉の高校が舞台』というのを把握。何かこの辺の地理的事情もあって一気に親近感が増した。
  • 剣道描写について。ここについては『ちゃんと剣道してた、素晴らしい』というのが個人的感想。村上虹郎は元々剣道経験者だったそうで(パンフレットに記載あり)、序盤の剣道やり始めた当初の『力み感』から終盤に掛けての『上手くなっていくさま、動きに淀みが無くなっていく過程』がちゃんと丁寧に描かれているのは好感が持てました。
  • 村上虹郎も凄かったけど同じように凄かったのが綾野剛こちらは剣道経験は無かったっぽいですが、今回の撮影の為に特訓を重ねていたそうで。いやはやこちらもこちらで何の違和感も無く試合のシーンは見入る事が出来ました。
  • 『掛かり稽古、始め!』の台詞に『ウッ...』となった元経験者でした
  • 綾野剛演じる矢田部研吾とその父親(小林薫)との関係性。どこかで折り合う事が出来なかったのかなーという思いもありつつ、あの関係は両者共に辛かったんだろうなぁと思う。色々と紆余曲折あってああいう形に落ち着いたものの...ねぇ。いやでも研吾の胸中を察するに余りある程、途中観てて辛かった部分はありました(最後、父とのわだかまりが無くなる部分の描写についてはこちらも感極まってしまいました...)
  • 柄本明扮する剣道師範の演技も素晴らしかった。融に序盤教えを説く時に素早い一太刀を演ってみせたシーン、あれ凄いなーと思ったけど柄本氏自身、剣道経験者とかだったのでしょうか?(と思える程動きが洗練されてた様に見えた)
  • 最後の最後、試合がああいう感じで終わるというのは『そうなるんだろうなぁ』と分かっていつつも『良いね!』となる締めでした。

こちらの作品も個人的には高評価でした。