『ラ・ラ・ランド』『セッション』『トリプルX:再起動』をハシゴ鑑賞してきた
2月は観ようと思ってた作品群をあまり観れていなかったので、月末のこのタイミングで一気に挽回せんとばかりにハシゴ鑑賞しております。2/21の2本ハシゴに続いてこの日は3本ハシゴする形となりました。
観に行ったのは立川シネマシティ。
『ミュージカル劇場宣言』と銘打って展開された企画にて『ララランド』と『セッション』が極上音響上映を行うという事で思いっきりこの企画に乗ってみた感じです。
2017/02/25:ララランド/2D字幕 極上音響上映
この1本目の鑑賞はこちら。アカデミー賞最多14部門ノミネート作品であり、幾度となく劇場でも予告編が流れていたのでこれは是非押さえておこう、という感じでチョイス。
アカデミー賞ノミネートの知らせや各種告知の影響か、この日はいずれの上映回も満席だった模様。パンフレットも早々に売り切れ状態となっていました。以下感想など。
- 冒頭の高速道路でのダンス、CGでは無い(実際に一時的に封鎖して撮ったものと思われる)&何とワンカット長回し!予告編では一部(一瞬)該当シーンが映ってるけど、これはサプライズも含めてシーンとして出さなかった方が良いのかな〜、とは思いました。
- 言葉で説明せず、音でストーリーを表現するのは『ならでは』な感じでしたね。映画デートの際に何やかんやあってすわキャンセルか?と思ったタイミングで例のあの)テーマ)曲。これは『行け』という事なのねというのをああいった形で表現するのは域ですね。
- 会話の要所要所で出てくるキーワードをちゃんと伏線として回収しており、お話としても収まりが良い感じでした。
- ミア(エマ・ストーン)が実家に戻ったけどセバスチャン(ライアン・ゴズリング)が場所を把握していた訳。
- カフェでセレブ(芸能人?)と店員とのやり取り。
- 1シーンでストーリーをパッと分からせている、切り替えているのはスマートだなーと思いました。ミアがカフェ(のバイト)を辞めるところとか。
- レストランの経営者(クリスマス前にセバスチャンをクビにするあの人)、この次に観ることになった『セッション』での鬼教師をやってた人だったんですね。(※セッションはこの時点では未見でした) セッションについては内容と気迫・狂気に圧倒された訳なのですが(感想ブログは後述)、セッションを観てからララランドを観ると氏の登場シーンはまた一風変わった見方、面白さがあるんだろうなーと思った次第。
- クライマックス、あの曲をピアノソロで演奏しつつ『もしもあの時...』なif展開で、さもタイムスリップしてやり直していったかの様な回想シーンの連続は凝った作りだな〜と感心。結局その展開は『もしも...』だった訳なので、上手いこと現実世界に戻ってくる見せ方もまた秀逸でした。
一通り鑑賞して全体の作りとしては満足でしたが、『これは!』という様な突き抜けたものも無かったかなー、というのが総評。70〜80点といったところでしょうか。
2017/02/25:セッション/2D字幕 極上音響上映
この日2本目の鑑賞作品はこちら。『ララランド』と同じ監督作品。ものすごい評判が良いという事は把握していましたが未鑑賞でした。
以下感想。
- 『ララランド』→『セッション』の順番で鑑賞した形となりましたが、この順番で良かったかも。あの鬼教師見た後でレストランのオーナーを見たらものすごい偏見で見てしまいそうだw (逆に面白く観れた、というのもあったかも知れない)
- 主人公、結局あの怪我ってどんなもんだったんだろうか。手はやられてたようだがある程度動けてたのでそこまで大事には至らなかったのかもしれないが...
- 結局チクったのって別の生徒だったんだよね?でなきゃ逆にラストであんなに狼狽しないし
- 主人公の彼女役の人チャーミングだなぁ、と思って調べてみたらメリッサ・ブノワ(スーパーガールの人)か!!
- 最後のシーン、鬼教師の『罠』には色々な解釈がそれぞれあるようだけど、個人的には(というか自分的に素直に解釈するのであれば)『チクったのお前だろ』は本音だろうしでなきゃ楽譜に細工しないだろうし、徹底的に復讐してやろうとは思っていたけど主人公の"反撃"(というかこの一連のシーンは鳥肌モノだった)を受けて行くうちに音楽家としての、天才を生み出したかったという野望を叶えたかった教師としての性というか何というかコアな部分が目覚めてきた感があったんだろうな、と理解。
2時間無かったのに見終わった後は体力をかなり持っていかれた感のある、非常に観る方にも体力(というか精神力)を強いられる映画でしたw 面白いというか苦しい(というか辛い...)感じではありますが、『凄いものを観た』と思わされた作品でした。ララランドよりも評価は上。評価っていうかインパクトがありすぎw
宇多丸師匠の映画批評も後で観返そうと思います。
2017/02/25:トリプルX:再起動/2D字幕
この日3本目の鑑賞作品はこちら。当初は前2本のみの鑑賞予定だったんですが、時間的にも行けそうだったので行っときました。ただ『ララランド』と『セッション』という中々に濃ゆい作品を連チャンしていたので3本目はあまり考えずに頭空っぽにして楽しめそうなこちらのアクション作品をチョイス。
まぁ予想通り楽〜な気持ちで楽しむ事が出来ました。アクション然り美女然り『イエー』な感じの突き抜け方。ドニー・イェンとヴィン・ディーゼルが結託してからのバディ感。『んなアホな』というようなアクション展開。今度時間のある時に過去作も洗ってみよう。
ってかネイマールは必要性あるのか、あれ?w