日々の出来事や調べ物に関するネタを備忘録(Memorandum)として残していくBlogです。

Tableauによる可視化を無償で試す - Tableau Publicの活用 #tableau

技術的小ネタ、ちゃんとした1本のネタまで行かないようなものについては当ブログででもちょこちょこと書いてきたけど、この辺の分野、可視化や分析に関する部分についても調べ物の切れ端・ボリューム的にもそんなにデカく無いものについては書き記しておこうかと思います。

という事でTableau。有償版のデスクトップツール『Tableau Desktop』についてはそれなりのお値段でフル機能が使える形となってますが、『Tableau Public』というツールについては各種制限付きではありますが無償で利用する事が出来ます。

インストール

インストーラの入手は、公式サイト真ん中辺りにあるフォームにメアドを入力し、OSに対応したものをダウンロード。Mac版だと186MB程あります。

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インストールはドラッグアンドドロップで特に問題なくツルッと。
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インストールが完了したら徐ろに起動。

制限

Tableau Public、基本的な操作感等はDesktop版と何ら変わる事は無いのですが、主に制約を受けている部分が何ヶ所かあります。ここではそのポイントをザックリご紹介。

扱えるデータソースが限られている

一番大きな所はこの部分でしょうか。Desktop版であれば実に多彩なデータソースに接続する事が可能ですが、Publicでは以下の様に対象が限られています。テキスト(CSV)やEXCEL、ODataやWebDataConnector、そして統計ファイル。これらのファイルであれば(データの入手や作成が出来てしまえば)、特にお金を掛ける事無く可視化を試してみる事が出来ます。
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Tableauが接続する事の出来るデータソースの一覧はこの辺りをどうぞ。Publicはこれらの中で接続出来るものが制限される形です。

保存先はTableau Publicのサイトのみ

もう1つ気になったのが、ファイル保存が行えず、保存は『Tableau Public』という専用サイトに行なう形となることです。Desktopであればワークブックの形で(*.twb, *twbx)作成したブツをローカルに保存する事が出来るのですが、Publicではそれが出来ない形になります。

Tableau Publicとは、作成したファイルを個人アカウント上に"ギャラリー"の1つ、成果物として保存・公開出来るサイトになります。アカウント登録は無料です。
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任意のデータを加工した後、保存メニューから進んでいくと、
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以下の様にTableau Publicへの接続を求められます。
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サインイン後、任意のファイル名で保存を行なうと、
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以下の様に、そのままTableau Publicのサイトへ公開されました!ちなみにこういうアクセス範囲の代物なので、扱うデータや内容は一般公開して差し支えないものになります。公開の際はご注意を。
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上記手順で使ったデータは、Tableauでのデモに良く使われる『Superstore Sales』データとなります。以下から落とせるEXCELファイルです。

また、ダウンロードしたバージョンは9.2。9.2から対応したMapbox対応等もご覧の様にTableau Publicでもバッチリでした。制約はあるものの、表現力等の部分についてはDesktop相当のものが使えそうなので、まず手軽にどんなもんかを試してみるのには手頃かも知れません。
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という感じでサラッと書いてみた。しょーもないデータを使った可視化とか、Public公開ワークブックの学習等、技術ブログとして書くには躊躇いがちなものについてはこちらにでも切れ端を書き残して行こうかなと思います。