日々の出来事や調べ物に関するネタを備忘録(Memorandum)として残していくBlogです。

チネチッタ@川崎にて『ハドソン川の奇跡』『ジェイソン・ボーン』+α をハシゴ鑑賞してきた

LIVE ZOUND上映(後述)という上映方式が新しく取り入れられているという情報を耳にしたので、ではそれも体験してみようかなと思い、直近観たいと思っていたものも含めて久々の3本ハシゴ鑑賞に行ってきました。実際は3本立て続けに観たというよりも1本の間が2時間程空いてた感じでしたが。

行ってきたのはチネチッタ川崎。駐車場が全日1200円って安くね?と思いきや土日は対象外でしたというオチで駐車場代が結構な額に...幸い1本1800円、3時間分の駐車場割引クーポンが貰えたので都合5400円割引となり、そんなに痛くない額にまで収まりましたがこれは凡ミスでしたね...(^^;


 

2016/10/15(土) ハドソン川の軌跡/2D字幕

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実話を基にしたこの映画。観た人の評判も良さそうだったので観てきました。

ストーリーは事故後のサリー(機長)が夢から目が覚めるところから始まりますが、話が進んで行く過程で時折事故シーン(の再現映像)やサリー自身の回想等が盛り込まれます。映画上映時間は96分と非常にタイト。ただその中身は一切の無駄無く、またとても分かり易いものでした。実話を基にしたお話なので、まぁ一応物語の顛末というか、大きな結果(皆奇跡的に助かった)は既に分かっている訳なのですが。

物語のクライマックス、事故調査委員会とのシミュレーション映像や音声を交えた検証のシーンでのやり取りにはちょっとジーンと来ちゃいました。事故から奇跡的な生還を果たし"英雄"扱いされる一方でその責任を問われ、結果に拠っては(機長や機長を含めた)人生そのものが狂いかねないというプレッシャー・ストレスは相当なものだったのだなぁと背筋が凍る思いでした。その辺りの緊張感もあり、結末の展開にホッとすると共に物語の"持って行き方"が巧いなぁ、と。

映画のパンフレットも、予想以上に内容が細かく、読み応えのあるものでした。これは買って損は無いと思います。(個人的には観た映画は全てパンフレットを購入していますが) 映画評論家の町山さんも実は実際の事故当時現場付近に居たとか、ジャンボ機の世界最長飛行記録を持つ人の解説記事とか、監督クリント・イーストウッドの記録集とか盛り沢山の内容。というか副機長役の人、ダークナイト・ライジングのハービー・デント(トゥー・フェイス)役の人(アーロン・エッカート)だったの気付かなかった!ヒゲ付けてたからってのもあると思いますが、パンフレットのキャスト情報を観て気付きました。機長役のトム・ハンクス、副機長役のアーロン・エッカート共に素晴らしかったと思います。

 

2016/10/15(土) ジェイソン・ボーン/2D ライブサウンド上映

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2本目はこちらの作品。ここから新章開幕といった装いな感じではあるものの、過去作品をこれまで観ていなかったので予め『三部作』を予習して臨みました。3本目の『アルティメイタム』まで観て4本目を観ようかなと思いましたが、マッド・デイモン出演作じゃないし、ざっくり調べてみるとそんなに評価高い訳でも無さそうだったのでスルーしときました。

がっかりポイントは冒頭いきなり訪れます、それは表示される『字幕翻訳:戸田奈津子』の文字。(あぁ〜...という心の声が...)

冒頭、CIAハッキングのシーンにてカフェ的なところ(at レイキャビック、だったっけ)で日本語らしき声が聴こえてたような気が...気のせい?
そして今回のボーン、手癖が悪い、否、鮮やかな手さばきで局面を乗り切るためのアイテムをゲット、ゲット。上手く出来過ぎなんじゃないかという気がしなくもない。逃走・追跡劇も2016年現在バージョンにアップデート。『スノーデン以後』というキーワードも出たり、FacebookGoogleをイメージさせる企業のTOPが登場したりで、個人のプライベートに関する部分(の問題)にも切り込んでいる。ボーンさんもこんな世の中でサバイブしてかなきゃいかんのは大変ですよねこりゃ。

ラスト、ボーンが『考えておく』と応えたくだり、その後のネタバレ(実は盗聴されてた)を踏まえるとボーンは敢えてあの回答で〆たのかなぁ、と少しニヤリとするなど。あと例のテーマ曲の掛かる場所がここぞ!感があって良かった。

単純に単体で観ればアクションシーンも盛り沢山で楽しめたは楽しめたけど、過去作品を観てきている熱心なファンからすると結構残念な評価が多い。ま、確かにその面はあるかも知れない。この感じだと続編もありそうな雰囲気でもあるのでそのあたりでどう巻き返してくるか、ってとこなんですかね。


で、この日はもう1本観てました。詳細はこちらに。