日々の出来事や調べ物に関するネタを備忘録(Memorandum)として残していくBlogです。

映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」を観てきた

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この週の土日は「ROCK IN JAPAN FES 2017」に2日間参戦しており慌ただしい感じではありましたが、2日目は早目に会場から撤収していたのもあり、帰るついでにこちらの作品を観てきました。言わずと知れた大人気漫画作品の実写化です。

観てきたのはチネチッタ杜王町的な雰囲気が無くもないw
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で、感想など。

  • 企画の発表段階から「大爆死確定www」な雰囲気は醸し出されており、個人的にもそっち方面の印象を持ちながらの鑑賞となりましたが、観終わった後の印象としては「悪くない。意外と良いんじゃない?」というところ。続き(第4部第2章)もこの"作り"で是非観てみたいなと思ったし、何なら別の章(第3章とか)も観てみたいな〜と、個人的には思いました。
  • 多分、原作を愛読している人であれば突っ込みどころは多数あるとは思う。
  • でも「許せねぇ」って程の改変とか解釈はあんまりなかったかな〜。2時間なりの枠に収めるにはやむ無しという部分もあったろうし。
  • キャストについては概ね良かったのではないかと思う。
    • 仗助・承太郎については欲を言えばもう少し背の大きい人を配役して頂きたかった(195cmある両名のキャラとして)が、そこまで望むのは酷というものか。山﨑 賢人(178cm)・伊勢谷 友介(179cm)と共に小さい訳では無いし...(※共にWikipedia調べ)
    • 広瀬康一山田孝之はさすがといったところか。
    • 観月ありさも意外としっくり来てたw 髪型似せに言ってたのもあるのかもしれない。
  • "スタンドの描写"についても評価ポイントとなるであろうこの作品。ここも「頑張った方では?」という印象。
    • CGの豪華さを気にしてしまうとそりゃぁまぁハリウッドには敵わないよね...
    • もともと"スタンドを描く"という突拍子もない想定を実写化しよう、という時点で無茶ではあったので、その無茶さを現実的に違和感が薄い形で表現出来てたのではないかなと思う。
    • CG映像を使わずに「スタンドの仕業」と見せる演出も上手く効いてたのではないかなと。スタープラチナ広瀬康一とぶつかった時のとか、クレイジーダイヤモンドが自転車を治していたシーンとか。
    • スタープラチナの「オラオラ」等もまぁ良かったのでは。普通に考えたらあのスピード(普通の人には早すぎて拳ラッシュが見えない)だよねw
  • 矢に射られて結果として「死んでしまう」シーンがちゃんと入っていたのも良かった。
  • 岸辺露伴(序盤の広瀬康一の家の本棚に「ピンクダークの少年」)やトニオ・トラサルディー(東方朋子が出かける際に言及)など、第4部の他キャラを匂わせるショットがあったのも「続きを観てみたい」という気にさせる。勿論杉本鈴美や吉良吉影の登場を匂わせる描写もアリ。
  • 企画が始まった際に「スペインロケ」がフィーチャーされたのも若干の酷評サイドに寄ってしまった要因だったのかもしれない。実際には「第4部の舞台となる杜王町の雰囲気を実現するにはロケ地のあの雰囲気がマッチしていた」のであって「第4部の舞台をスペインとした」訳では無い。(ほんのちょっと誤解してた) 実際観終わった後だとその選択も確かに悪くなかったのかな、とは思う。まぁでも仙台市が舞台だし、国内が舞台でも大丈夫だったのかなとも思う。パンフレット読むと「OWSONも実現したい」とあったのでそこは期待したいw

大爆死(100点満点中10点とか20点とか)を予想していたので結果観終わったら「意外とええやん」となり、個人的には60〜65点といったところでしょうか。今年観た50本の中での「アリ」か「無し」かと言えば「アリ」な方に入るかなと思います。続編観たいところだけど、興行成績(色々観てみるとやはり厳しいっぽい...)を見ると実現も叶わぬ形になってしまいそうか...