映画「ドリーム」(原題:Hidden Figures)を観てきた
例の"邦題騒ぎ"でちょっとばかし話題となったこの作品。観ようとは思ってたけれど実際に観た人の感想が軒並み高評価なので「おぉこれは早く観なければ...」と少々焦りながらもこの日仕事上がりに観てきました。
鑑賞場所はTOHOシネマズ日本橋。今回初来館です。いやー場所が場所だけにオシャレですね。
...っつーかパンフレット既に売り切れって!(泣
(※売り切れを知って上映前にAmazonでポチった。いやー売り切れるだけあって充実の読み応え。)
劇場公開数も多いとは言えないこの作品、パンフレットが売り切れるとはそんなに良い作品だったのか...と思い、早く読みたいは読みたいので鑑賞前にAmazonでポチってしまいました。この感じだと下手したら売り切れ続出して兼ねないかなと思いましたので...
感想は...いやー良かった。満足満足。
- 冒頭から「女性差別」「黒人差別」が割とサラリと表現されている。観ながら「えぇ...?!こんな事も?」と観ながら驚いたが、"当時"の社会はこれが普通だったのだろう(それもまた驚くべきところだ)。そんなアウェー中のアウェーでも努めて冷静に振る舞う3人のヒロイン達は思わず応援したくなる。
- 3人の黒人女性、全員が全員、格好良い。
- キャサリン・ジョンソン(計算手):"トイレ"のくだりで不満が爆発した時のシーンは観ながら思わず感極まって泣いてしまった。拠点間を"走って移動する"というシーンも、"最後の移動"は意味合いが異なっていたのがまた良い。
- メアリー・ジャクソン(工学の学位を得るため奮闘):判事との会話シーンとその後の一息ついた時のシーンに涙。あと異動した先の上司にも恵まれていたよね。良かった良かった...
- ドロシー・ヴォーン(計算部の代理スーパーバイザー、プログラミング(FORTRAN)をいち早く学習):未来のために学ぶ姿勢は非常に感銘を受けた。自分も貪欲に頑張らねば...という気にさせられる。最後の「異動」が言い渡されるシーンはグッと来る。また彼女を筆頭にチームの皆がIBMのあの部屋に入っていくシーンも非常に熱い。
- STG(Space Task Groups?)の責任者:ケビン・コスナーの演技がまた泣かせる(泣いた)...上記のキャサリンの"感情の爆発"後の彼の振る舞いがもう何ともかんとも... 基本的にこの人のキャサリンに対する見方は基本的にフラット(とはいえ最初はある程度は"試して"いたが)で、キャサリンの天才的な才能に気付いていたのも彼。
- そして宇宙飛行士のグレン、超ナイスガイ。もう出だしから超ナイスガイ。彼を筆頭に、宇宙飛行士の皆も超ナイスガイ。そんなナイスガイにあんな「頼りになるぜ」的なセリフを言われた日にゃもうあーた、ねぇ...(涙
ちなみに今回はプレミアムシートで鑑賞していました(ここのプレミアムシートはどんなもんなのかな、というのを体験してみたかったので)。左右にそれぞれ衝立がついてました。今回後半部分は結構な頻度でグスングスン言いながら涙を拭き取りながら観ていたので衝立があって助かったかもw
とまぁ、Wikipedia等を見てみると実際(史実)は色々と違う部分もあるようですが、1本の映画として、物語としては存分に楽しめました。超オススメです!