映画「ブレードランナー2049」を観てきた
話題作としてかなり大々的に告知されていたこの作品。ただ、個人的にはこの前観た「猿の惑星」同様、何気に前作を観ていなかった作品ではありました。なので少し前に企画されていた下記の上映に乗っかる形で前作を「予習」。
また、「2049」公開に合わせて以下3本のスピンオフが映像として公開されていたので合わせて観ておきました。いずれも「2049」を物語る上で重要となる事件・事象について言及されているもの。「2049」をより深く楽しめる事が出来ると思いますので事前に予習しておくと良いでしょう。
鑑賞場所は109シネマズ川崎でした。
で、感想。
- 今回はIMAX 3D字幕版で鑑賞。冒頭のIMAXカウントダウンが「ブレードランナー」仕様になっていました。
- 冒頭、目のアップは前作と同じ。
- 途中、日本語カタカナの看板らしき文字が映し出されていたけども、アレ何てフレーズだったんだろう?「スア」までは分かったけども...
- そして日本語ネオン表示なども前作を踏襲した感じ。「おとくに」「酒 空車」「ロサ セルス警察」等など。
- 音声でも「データが破壊されています」というフレーズあり。
- 世界観や前作を踏襲・発展させた映像美はさすが、という感じ。音も迫力あった。
- ジョイとラブ、どちらも綺麗で魅力的。
- 途中、ラブが涙を流すシーンがあるが、あれはどういう意味だったのだろう...
- 隔離されているあの女性を訪問した時にKに関する映像を見た時の「映像の見せ方」が巧い。一度Kの記憶を覗く形で映像を見せているので、ここでは音声のみ。ただ、物語終盤でこの映像に関する新たな事実が判明するので、そこを踏まえるとより一層この映像の見せ方が深みを増してくる。
- デッカードが潜んでいるエリア、「ラスベガスかな?」と思ったらそうだった。途中地図でそこらしき位置を指し示していたのでもしかしたら...と思っていたけど。パンフレットによると、シド・ミードに世界観のデザインを依頼していたそうです。
- これ、K的にはかなり切ないよね...あの葛藤は何だったのか、という。
- Kとラブのバトルシーン、決着が着いた時の描写(水面に映る顔のゆらぎ)が独特で良かった。
ラストの締め方、個人的には「えっそこで終わるの?」という感じで若干拍子抜け。続編あるのかな?と思わせるような感じではあるかなと思ったけどどうなんだろう。上映時間163分とかなり長めな作品ですが、十分満足出来る内容だったと思います。75点くらい。