『ドント・ブリーズ』を観てきた
映画予告編の時点で既に強烈なインパクトを残していたので、これは是非観ておこうと思いこの日観てきました。
鑑賞場所はブルク13@桜木町。劇場の入りも結構良い方だったと思います。あと、女性の観客が想像以上に多かった様に思います。
まずは率直な一言感想。これはかなりヤバかった!年間1位はこれまでに通算12回鑑賞した『シン・ゴジラ』でこのまま確定かなーと思っていたけど、年末のこの時期に来てかなり肉薄してきた印象です。シンゴジラは大量豪華キャスト、深掘りし甲斐のあるサイドストーリーやこぼれ話等々で個人的な興味関心をくすぐる傑作でしたが、『ドント・ブリーズ』についてはただただ『怖い』『どうなるんだろう?』『早く終わって(解決して)欲しい』と思わずにはいられない、緊張感の途切れない、こちらも傑作だったと思います。
いつもの様に雑感を箇条書きにて。若干ネタバレ含んでるかも知れませんが御容赦を。
- 冒頭若干意味不明?な映像が流れますがこれは後々判明。
- 上映時間は88分と非常にコンパクトです。ただ途中(15〜20分位からなのかな)から、ほぼほぼラストまでリラックス出来ず、緊張しっ放しな状態を強いられるので体感時間はもう少し長く感じられるかも知れません。
- 登場人物はそれぞれ、同上すべき点がある一方で『そりゃ自業自得だろうよ』と思う所もある、(映画内に於ける)完全なる善人または悪人のロールの人が居ないという配役でした。
- 年始に『ザ・ウォーク』を観た時にはそのシチュエーション(高層ビル間を綱渡り)をIMAX3Dで観たこともあり、映像の怖さに玉ヒュン&手汗の非常に緊張感を強いられる体験をした訳なのですが、当作については『見つかったら殺される』という緊張感から観てるこちらも音を出せなかったり息を潜めて観てしまっていたり(実際そうしてた)、そうしたシーンがほぼ休みなく降り掛かってくるので正直心拍数も結構上がってしまっていました。上映終了後も暫くはその状態が続いていた様に思います。
- 終盤になって、冒頭の映像の意味が分かりかけてくると『あー、そうなるのか...』と若干の展開の先読みが出来た感じがして少し安心してしまったが、これも制作側からすると一種の『してやったり感』があったんだろうなーと理解。実際のところはそう(先読みしたようには)ならなかったw
- 盲目じーちゃんの異常さよ...(ガクブル
- すったもんだの後にじーちゃんの顔→暗転のシーンがあるが、(盲目の)眼光が暗闇の中に薄明かりのように見えるシーン。あれはあれで異様さというか怖さがありましたね...
下記は印象深かった感想ツイート。
ドントブリーズは上映時間の8割以上が一軒家の中でのかくれんぼに鬼ごっこに殺し合いに費やされており、その全てが一切ダレることなく、身を切られるような地獄の緊張感が1時間以上に渡って続く凄まじいホラーです。これは今年のホラーの真打ちでしょう。文句のつけようが一切ない。
— 人間食べ食べカエル (@TABECHAUYO) 2016年12月17日
「ドントブリーズ」、ホラーほとんど観たことない勢は無理しないほうがいいと思います。私はあまりにも耐えがたく目をつむって耳をふさいでも、それでも限界があり、途中で劇場から出ようと思っても脚に力が入らず動けませんでした 地獄です おまけに息もできません
— 志 (@aktf_wcbh) 2016年12月18日
「舐めてたジジイが殺人マシンだった」系ホラー映画『ドント・ブリーズ』が素晴らしい傑作だったので紹介マンガを描きました。紹介も何も「泥棒トリオvs盲目の殺人おじいちゃん」という時点で絶対面白いに決まってるんですが…。例によって公開館が少ないので冬休みに大ヒットして増えてほしいです。 pic.twitter.com/0RyieGFCeg
— ぬまがさ (@numagasa) 2016年12月20日
そして今週土曜のタマフルはこの『ドント・ブリーズ』一回ガチャで他の映画が出たところを1万払ってこの作品を引き当てたという事で(評論したそうな語りっぷりだった)、どのような評論が聴けるのか明日の放送が楽しみです。
上映館数自体、現状そこまで多くないので可能なうちに鑑賞してみるのをオススメします!