日々の出来事や調べ物に関するネタを備忘録(Memorandum)として残していくBlogです。

映画「スイス・アーミー・マン」を観てきた

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映画館で観た予告編で「何か妙な映画っぽいなぁ」と引っ掛かっていたので要チェック対象映画にピックアップし、この日観てきました。映画「この世界の片隅に」片渕監督生コメンタリー付特別上映を立川シネマシティで観た後川崎に移動してのTOHOシネマズ川崎での鑑賞となりました。(※この作品上映館数少ないんですよねぇ...)

で、感想など。

  • TwitterTLのチラ見で「死体役のダニエルが屁をこく」らしいという事は何となーく知っていたが、まさかここまでとは...(苦笑) という出だし。シーン序盤の「しょーもな!w」的なテイストで「あぁ、この映画はこういうアホさ(←褒めてる)の感じで進むんだな」という風に察する。
  • ...とは思いつつも、ここまでヒドイ(←褒めてる)ネタトークになっているとは思わず面食らうw そもそも「お前は一体何なんだ(何でそんな風になってるんだ...)」という部分の謎は謎のまま、物語は進みます。
  • あれだけ「オナラ」で笑わせていたのに...まさか。
  • 物語ラス前、ある人が「何なのこれ?」と言いますが、映画全体の感想としてはこのセリフが浮かぶなぁと。
  • でも、物語の端々で出て来る言葉に考えさせられる部分も色々あったり。

お話の内容としては本当に「なんじゃこりゃ?」という感じ、妙な映画だなぁ(ラストの終わり方ももう笑うしかないw)...というところではありますが、また「ハリポタ」シリーズでダニエル・ラドクリフのファンだった人はある意味面食らうかもしれませんが、個人的には好きな作品でした。(個人的には何気にこの映画が初ラドクリフでした) オススメです!

映画「この世界の片隅に」片渕監督生コメンタリー付特別上映を観てきた(4回目)

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Blu-ray&DVDの発売を記念して特別に行われるというこの企画。開催を知って予約受付時刻に万全の体制で臨み、何とか鑑賞座席をゲット。

映画 この世界の片隅に Blu-ray & DVD 発売告知CM - YouTube

ちなみに申し込み開始5〜6分程で以下の様な形で満席となる即完売チケットとなりました...指定座席がタッチの差で「取得出来ません」と2回程なってしまったので若干焦りました...。

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開始時刻になり、程無くして司会進行の方が先立って登場。そして片淵須直監督の登場です。
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実際に監督が目前に居る形での映画鑑賞は今回初めて。いやーテンション上がりますねぇ。
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以下感想。感想と言うか片淵監督の発言メモですね。こんなニュアンスの事を言ってた、という感じで。

  • 本編開始前にテアトルのロゴが出るけど、あの時に出てくる黄色いやつはレモン?いやでもヒラヒラし過ぎてるしなぁ...
  • 冒頭、すずが船に載せてもらいながら移動するシーン。実はあの時代、バスは運行していたとのこと。すずの事だからバス代をケチったのだろう。
  • キャスト表示する部分、海外に展開したものの数多くは漢字表記のままだったのだが、フランスだけローマ字表記に。「のん」が"non"(ではありません)になってしまう事態に。
  • 冒頭何枚か出て来るすずが描いた画は原作のこうの史代さんによるものなのだそう。
  • スイカの描写は赤い感じだったが、あの頃のスイカは実際は黒みがかった感じだったらしい。
  • 海苔が出て来るシーン、「焼き海苔じゃないんだから緑は無い、変えて」と指摘を受けたらしい。海苔を頂いている事もあり修正。
  • この頃の電話は「呼ぶもの」ではなく「呼ばれるもの」。
  • 最後まで残る衣装はカーディガン。途中、径子さんに指摘された事でカーディガンは暫くしまわれる形となり、結果として最後まで保存されているという形となった。
  • 嫁いでから兄に手紙を書くシーン。名字が変わっているので「北條」は若干時間が掛かっているが「すず」は筆跡が早い。
  • 住所は実在しないもの。曰く「嘘"八百"ですから」
  • 着物を裁断して作り変えるシーンがあるが「普通は反物に戻してから作り変える。すずがやった(がっつり真ん中で裁断)方法、アレは間違い」
  • 千人針をすみちゃんと縫い付けるシーン、そもそも千人針は「寅年(トラは千里を掛けて千里を"戻ってくる")的ないわれがあり、「ちゃんと戻ってこいよ」という意味合いもある)の人が縫い付けを行う事に意味があるのに、すずは丑(うし)年だった。これはこれで大丈夫なのかという思いはあるw」
  • "なんこうめし"を作るシーンのあたり。この頃は実際はまだ食糧難には至っていない時代だった。監督曰く「来たるべきそういう時代に備えて、すずなりに練習していたのでは」
  • "かなとこ雲"の解説をすずが行うシーン。この頃で既に日本的には敗戦ムードが漂っていたらしく、「ここで戦争を終えていれば、数百万の人が命を落とさずに済んだのでは、と思う」。
  • 径子の旦那さんの名前は家族で柱に名前を刻んでいたシーンで判明する(キンヤさん)。また、径子さんとキンヤさんの背がさほど変わらない(キンヤさんが僅かに径子さんより大きい程度)ことからも、キンヤさんの虚弱さが伺える。
  • 憲兵の人(すずが背景描写をしていたら捕まえられたあの人)は、監督が「是非この人に!」と前々から希望していた声優さんが担当(名前は失念)。作品中の顔立ちもその声優さんに似せて描いているらしい。
  • 周作さんが携わっていた録事(ロクジ)という仕事は奈良時代だか平安時代だかからある仕事らしい。
  • "落し紙"をすずが集め、柔らかくしているシーン。監督曰く「落し紙でお尻を吹くとお尻が(インクで)黒くなります」との事。監督自身昭和40年代に同じような経験をしたらしい。
  • 遊郭のシーン。黄色い服を来ているのがテルちゃん。(原作ではシーン多目だったが映画ではこの1シーンのみ)。これは過去鑑賞回でも見落としていた。あとで観直そう。また遊郭からタクシーも呼べた(制度的に)らしいが、この時代ではタクシーは呼んでも(状況的には)来なかっただろう、とも。
  • 途中からすずの衣服の左胸の辺りに「身元票」が縫い付けられるようになったが、これは日本本土が戦場になった際、被害を受ける等して身元がわからなくなった時のために備えてのものだったらしい。
  • 水原哲さんがすずに迫り、拒否した後は迫らなくなった点。哲さん役の声優:小野大輔さんは監督に「なんであの後手を出さなかったんですか?」と聞き監督が「良いやつだからだよ」と答えると「そうなんですか!」と納得していたらしい。ってことは良いやつだと思って無くて声を当てていたのかw
  • 周作さんとすずの列車内での会話シーン。線路の段差?の間隔を計算に入れて、3秒に1回揺れるような動きをシーンに盛り込んだとのこと。
  • 砲撃シーンで煙に色が含まれているシーン。これは、撃った側が、自分がどこに撃ったかが分かるようにとの配慮をしたものらしい。
  • 「すずさんはこまいのう」と周作さんが語り掛けるシーン。この頃に併せて沖縄戦が繰り広げられていた。これを聞いて「あぁ、ハクソーリッジのアレがこの時代に行われていたんだなぁ...」と思うなど。
  • 寝る時に鉄兜と靴を枕元に備えていたシーン。実際東京などではこういったものを「付けて寝ていた」そうです。(東京の方が空襲はひどかった)
  • 「呉の皆さん、頑張ってください」というラジオ放送の掛け声は実際にあった。
  • 漫画原作ではすずが左手を失った後は背景を(こうのさんが)左手で描いていたが、これをオマージュする形で映画版でも美術監督が背景画像を左手で描いている。(一場面だけだけど)
  • 原爆の明滅→爆風のタイミングは距離感(広島〜呉、20km近く離れている)を計算して演出。
  • 北條家は標高的には200m近くある立地。なので霧が立ち込めているシーンもある。
  • エンドロールの名前については、(公開当初から現在のパッケージは)名前の数は増えている。
  • クレジット上で表示されている静止画の一覧、アイデア起草から作成まで1日で出来てしまったのだそう。
  • エンドロール後のお礼の部分、リンさんについて描いたものだったがコトリンゴさんに依頼して出来た伴奏曲は「すずさん」だった。ただ合わせて見るとしっくりきた。

開始及び終了時の片淵監督のコメントについてはTwitter等でも挙げている人がいるでしょうし、後日メディア等でも採り上げられるでしょうから(バンダイビジュアルの関係者の方々が各種撮影等を行っていました)そちらも合わせてご確認頂ければと思います。

ちなみに片淵監督は真ん中最前列に座られながら、適宜マイクでコメントをしていたようです。いやぁ、貴重な体験をさせて頂きました。映画自体の鑑賞は今回で4回目ですが、やはり不発弾爆発以降の晴美ちゃんの諸々のシーンはクるものがありますね...監督自身もまた是非別の角度で、こういう企画をやりたいという旨のコメントをされていましたので是非とも実現して頂きたいところですね。

映画「エイリアン コヴェナント」を観てきた

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「エイリアン」シリーズ最新作、「プロメテウス」より10年後の舞台設定となったこちらの作品。前作も鑑賞していたので勿論チェックせねば!という事で観てきました。鑑賞場所はイオンシネマみなとみらい。

感想としては、まぁ普通かなぁ...といったところ。60点とか。どいつもこいつも皆迂闊じゃね?w というのが冒頭から観ていて感じた次第でした。あとこの手の映画でありがちな「イチャイチャしてる奴等は殺される」が「そこでか!w」というタイミングで出てきたのにはウケた。「次」を観たくなる展開ではありますが興行収入的にあまり芳しくは無いようで、はてさてどうなることやら...


映画「マッドマックス 怒りのデス・ロード」をLIVE ZOUNDで観てきた(V19=19回目の鑑賞)

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チネチッタ(川崎)でのLIVE ZOUND上映開始1周年を記念して「特別上映」されていたこちらの作品。当作品をLIVE ZOUNDで観たことはなかったのでこれは久々に銀のスプレーを浴びてようかと思い、鑑賞してきました。v19(通算19回目の劇場観戦)です。

ちなみにこれまでの「V18」道のりは以下の通り。


上映地となるチネチッタ川崎。"緑の地"(Green place)はここにあったのか...(しろめ
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ちなみに部屋番号8番でした。V8!! V8!!
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そして劇場入り口に掲げられていた「音騒がしくなるけどゴメンネ♪」の貼り紙。潔い。
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鑑賞の感想、というか「LIVE ZOUND」の感想としては、音のゴージャス感はLIVE ZOUNDの方が贅沢感があって良いが、音圧というか音の"振動"な部分はやはりシネマシティの極上爆音上映に分がある、という感じでしょうか。スピーカーからの物理的な距離があるから、というのも影響しているかもしれない。ちなみに今回は座席指定をこの辺り、"ブロック5"の最前列としました。画的に観やすい位置/音的にも恐らく一番良いであろう位置との判断です。以前「シン・ゴジラ」をLIVE ZOUNDで観た時に最前列に挑んで「失敗」した経験があったので...w 作品に関わらず、LIVE ZOUNDについてはこの辺りの位置で観るのが一番快適なのでは、とは個人的には思います。
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いよいよあと1回「イモーターン!!」すれば大台の20回(V20!!)となるのか...次はいつになるのやら。そう遠くない未来のような気がします。

映画「ワンダーウーマン」を観てきた(IMAX 3D/通算4回目)

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これまで都合3回観てきた「ワンダーウーマン」ですが、IMAX 3Dではまだ観ていなかったので観ることにしました。前回吹替版で観て吹替版はこれはこれで良かったんだけれども、もう1回字幕で観ておきたかったと言うのもあります。

細かい部分については過去3回分の鑑賞で粗方カバーはしていたので特に新たな発見的な部分は無し。やはりIMAXの大画面で観る画は迫力があって良いですね。No Man's Landのワンダーウーマン初登場シーンからの一連の流れはやっぱり何度見ても感情が高ぶりますね。泣ける。


海外版は既にiTunesやBD/DVD等でもメディア展開されている模様。日本語版が出るまでにこちらを観ちゃいたい気もするが、悩ましいところ。英語の勉強がてらポチってみようかなぁ。

映画「新感染 ファイナルエクスプレス」と「ダンケルク」をハシゴ鑑賞してきた

9月はなんやかんやでドタバタしてしまっている一方で映画もそこそこ観ていたのですが鑑賞記録を付け忘れているものが意外と多かった。せめてものアレとして簡単な感想だけでも。

 

2017/09/09:新感染 ファイナルエクスプレス/2D字幕/109シネマズ湘南

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鑑賞の予定はあまり無かったのですが、周囲の評判がかなり良かったので鑑賞リストに入れ、この日観てきました。

感想としては、たしかに面白い内容。十分に楽しめました。まぁ結局主人公の会社(が起こしたアクション)が切っ掛けでこの事態が起こってしまった訳なので主人公が生き延びる訳には行かないよねぇ、というのがあったので主人公が身を挺して娘と妊婦さんを助けたところ→自死を選んだ、のお涙頂戴シーンは若干もんにょりしましたけども。バス会社の重役の人はもっと酷い扱いでヤラれて欲しかった感はあった。(と思わせる事が出来ていたのは作品としては"勝ち"だったのでは)

 

2017/09/09:ダンケルクIMAX 3D字幕/ブルク13

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本来ならば109シネマズ湘南でハシゴ鑑賞...と行きたかったところなのですが、上映開始直後だったこともあって既に良い席がほぼほぼ埋まっていた状態。なのでこちら(ブルク13)に移動してレイトショーでプレミアムシート/IMAX 3Dという万全の布陣で臨みました。

いやー、息苦しい映画でしたw 冒頭から時計の針の音がずーっと鳴っていたり、またそれらを含めて不穏な音が鳴り止む事が無かったり、銃声や爆弾の音が本当に恐怖感を煽って仕方ない106分でした。

映画「スキップトレース」と「ELLE エル」をハシゴ鑑賞してきた

この日はTOHOシネマズ川崎にて以下2本の映画をハシゴ鑑賞。

 

2017/09/02:スキップ・トレース/2D字幕/TOHOシネマズ川崎

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レイルロード・タイガーに引き続いて今年2本目のジャッキー映画。オープニング興行収入がジャッキー映画史上一番という触れ込みもありましたが、特にその辺に惹かれたという訳でも無く、ジャッキー映画は押さえていこうというスタンスなので観ときました。

感想としては「うーん物足りないなぁ」という印象。

ジャッキーのアクション自体は既に本人が本格アクションを引退している(発言がある)というのもあるのでアレだけど、それ以外が雑だなぁと思う部分が多かった。相棒のキャラクターも正直余り好きになれない設定だったし(生意気な部分とそれ以外の落差の部分があまりしっくり来るものでは無かった)、物語の流れ的にそれどうなんだ?というポイントも幾つかありました。

  • ロシアのギャング?的なグループが最後ジャッキー達のピンチに駆け付けてたけどあれどういう事だったんだろう?「話せば長くなる」という台詞で逃げていたがちょっと適当過ぎやしないか?w
  • ロシアで知り合った?女性の出産シーンのくだり。あれは何がどういうオチだったのだろうか。イマイチ良くわからんかった。
  • 今作の「ジャッキーレディ」はファン・ビンビン(范氷々)ではあるけれど、個人的には警察の同僚役のシ・シー(施詩)の方が好みです。


「ジャッキーによる世界観光ムービー」的な側面は十二分に発揮されていたのでそこは良かったのではと思いますが、アクションやストーリー等については物足りなさが否めない一作でした。今後は「カンフー・ヨガ」や「The Foreigner」も公開作品として待たれる部分があるので期待したいところです。



 

2017/09/02:ELLE エル/2D字幕/TOHOシネマズ川崎

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こちらは劇場で予告を観て「インパクト強そうだなぁ」と思い気になっていたもの。

『エル ELLE』 本予告 8月25日(金)公開 - YouTube

ざっくり観た感想としては「インパクトは強かったけど、うーん」というのが全体の印象。「こういうキャラもある」「こういう展開もある」という意味では新鮮でしたが、出て来るキャラがどれもクセが強くてあんまり感情移入は出来ませんでした。過去家族にまつわる「事件」があった事で今回の物語の展開が"そうなった"感も説明されていますが、まぁそれを踏まえても癖の強いというか、アクの強いお話だったなぁ、という感じでした。個人的には可も無く不可も無く、といったところ。

宇多丸 映画「エル ELLE」を語る - YouTube