日々の出来事や調べ物に関するネタを備忘録(Memorandum)として残していくBlogです。

映画「セブン・シスターズ」を観てきた

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こちらの作品、当初は完全無印だったが直前にWebで宣伝記事を見て「おっ、これはちょっと...」となったのでチェック。「アトミック・ブロンド」とのハシゴ鑑賞の形となりました。鑑賞場所は同じく109シネマズ川崎。

で、感想。

  • 物語前段、あらすじの紹介は超ざっくりな展開でさっさと終わるw
  • 原題は「What happened to Monday」。観終わると「なるほどね」となる一方で、邦題もこれはこれで分かり易くて良いかな、という感じ。
  • 主演のノオミ・ラパスの"7つ子演技"も素晴らしいが、子供時代の方もすごいよね
  • 当初、この映画何でR15指定なんだろう...と思いましたが、実際観て行くとまぁ出るわ出るわエグいシーン。
    • 子供の指を切断するシーン。まさか子供に対してこれやるなんて...ねぇ?「アウトレイジ」シリーズでも無かったのにw(あっちは道具使わずだったけど)
    • 目玉をくり抜いて認証に使うシーン。
    • 銃殺シーン。
    • 物語中盤から後半に掛けて出て来る「子供に"処置"を施す」シーン。
  • ゴミ箱に飛び込む→ゴミありませんでした、のシーン、あれ普通に打ちどころ悪くて死ぬよね?w
  • 途中、ちょっとコメディ的になるところがGood。それまでが割とシリアス一辺倒だったのもあり、「えっそこで?」というような感じで意表を突かれたのもあり。
  • 直前に観た「アトミック・ブロンド」でのシャーリーズ姐さんもそうだったが、こちらのノオミ姐さん(達)も負けず劣らずな身体の張り具合。
  • 物語の終盤でようやく舞台が2037年という事が判明。

というわけで、ノーチェックだった割には良い感じで楽しめました。敵側の「制圧」の仕方にもうちょっと頭の使いようがあったんじゃねぇかなぁと思う気も無くはないですが、まぁそれはそれとして個人的には「アリ」な作品でした。

映画「アトミック・ブロンド」を観てきた

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予告編を観る限りでも相当に「痛そう」なシーン満載なこの映画。期待値も割と高く、公開初日に観てきました。観てきたのは109シネマズ川崎。


  • シャーリーズ姐さん、初っ端から身体張ってはりますなぁ...まさかそこまでとはw
  • エレベーターから取調室のシーン転換のさせ方がナイス。
  • そしてタイトルの出方もカッコイイ!
  • 衣装チェンジの多さ、まさに一人ファッションショーの様相。
  • 予告通りの全編"痛み"が伝わってくるようなアクションシーンの連続。撮影時には生傷が絶えなかったんだろうなぁと容易に想像が付く。
  • 途中「デイビッド・ハッセルホフ」ってワードが出て来たけどナイトライダーこれにも絡んでるの?(唐突だったので文脈あまり覚えていない)
  • ファミコン版「テトリス」が出て来て「あぁ、時代だなぁ...」。
  • 階段で行われたノーカット"風"格闘シーン。実際はシーンを繋いでいるらしいけれども本当にワンカメで撮っている様に見える。すごかった...(本当痛そうだった...)
  • オープニング及びエンドロールのフォント表示、時代感があって良さげだった。ちょうどこんなツイートもあったので載せておく。2枚目の薄緑系文字のヤツはまさに同じような感じでした。


物語の展開的には途中、何となくオチは読めた感はありました。なのでお話的には普通でしたが、何と言ってもシャーリーズ・セロン姐さんのガチアクションが存分に楽しめたので良かったのでは、と思います。

鑑賞後に「映画秘宝」12月号のアトミック・ブロンド特集を読んで非常に楽しく読めたのですが、これ本当に今企画として動いているの?ねぇマジ?期待しか無いw

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映画「猿の惑星 聖戦記」を観てきた

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こちらの作品はあの「ラストのオチ」が有名過ぎる1968年版「猿の惑星」及びそのシリーズの3部作のうちの完結編?となるのですが、実はこのシリーズ、1968年版を含めてほぼ未見なのでありました...。(創世記はどこかでちょろっと観た記憶がある)

"聖戦記"を観るに当たり、さすがに全くの予習無しでは存分に楽しめないであろうと思い1968年版「猿の惑星」、及びリブート作品の「創世記」「新世紀」をAmazonプライムで予習視聴して臨みました。

  • 1968年版:
    • 宇宙旅行の描写がアレだけど/脱出シーンの稚拙さ等々目につくところはあるけれど言うても約50年前(!)になる訳だしなぁ。
    • 「猿が英語喋っとるやん?アレ?ならば...」という突っ込みは当時の観客も思ったりしたのだろうか
    • 喋れなくなる/喋れるようになるのくだりは巧いといえば巧い
    • 終盤砂浜のシーンが出てくると「お、いよいよか?」となったが、そこからラストへ繋がるシーンは色々と興味深い。大オチを知らずに観ていた当時の観客も「いや...まさかな...そんな(ここが地球な)訳無いよな...でももしかしたら...」と観ながら思ったりしたのだろうか。
    • そして終盤。波の音をバックにエンドロールが流れているのが何とも言えず良い。


  • 創世記:
    • 上述の通り、過去1回どこかで観た記憶があるがそこまで強い印象は無かったような。
    • 1968年版を観た後にこれを観た。"原典"をオマージュしている箇所がそこかしこに散りばめられていて観ながらニヤニヤさせられた。
    • 「窓」をシンボル的に使っているところは見せ方が非常に巧く、グッと来た。
    • 「シネマハスラー」で宇多丸氏が突っ込んでもいたけれど、確かに人間側が若干ボンクラ感があったのは否めないw 結局のところ、未来に起こる"悲劇"の要因となったのは人間の所業だった訳だしね。
    • あの"お隣さん家"も彼等目線からしたら不憫っちゃぁ不憫。人間絶滅の切っ掛けにもさせられちゃったし。
    • この作品も1968年版同様、バッドエンディングですよねぇ。でもなるべくしてなった感があるので後味の悪さ的なものは無い。


  • 新世紀:
    • 前作から10年後のお話。サンフランシスコの街並み(廃墟感あるけど)が出てくるので"続き"感は強い。
    • シーザーのオトコマエ感よ...
    • エイプ側も人間側も、それぞれの立場から見ればいずれも「正義」である事が切なさを一層強くさせている...
    • でも争っちゃうのよね...
    • コバも悪く描かれているけど、コバ目線から見ると彼もまたそうなった理由があり、一概に責めきれない部分もあるような気がする
    • ウィルの家のくだりはヤバイね
    • シーザーも段々と暗黒面と言うか、コバ側に落ちていきそうな雰囲気があって切ない(まだ踏み留まっている感はあるが)


そして聖戦記。

以下感想など。

  • オープニング、20世紀フォックスのアレが「猿の惑星」仕様になってた!芸が細かい。
  • エイプのCG描写は作品を重ねる毎に凄いことになってきているなぁ...シーザーの表情とかもう渋すぎてヤバい。
  • 親子(シーザー&ブルーアイズ)の抱擁シーンが人間臭すぎてw
  • そしてシーザーの英語も流暢に。このシリーズ観て「エイプですら英語を話すのに俺としたことが何で(英語を)喋れないんだろう、という若干アレな感想を抱いたのは内緒。
  • 暗闇での戦闘シーンが画的に良かった。
  • エイプ目線で描かれているというのもあるが、「人間この野郎」という思わざるを得ないシーン多数。
  • 大佐軍の陣地に攻め入る時の「砂浜」シーンはやはり1作目を彷彿とさせる。描写もまた綺麗でした。
  • バッドエイプのキャラがGood。シリアス一辺倒になってしまっている作品の雰囲気を適度に和ませる良い薬でした。終盤もこのテンションでしたが、終盤は終盤でバッドエイプのキャラがこういうのだけあって余計に「人間の行い」が愚行やなぁ...と見えてしまう気がしました。
  • 雪のシーンが突如出てきて「エッなぜ?」とも思ったが、最後まで観て納得。
    • あれだけ壮絶な戦いがあったのが、一瞬にして消え去ってしまう無常感。「うわぁ...(震え」という感じで切なさ満点で観てました。
  • 途中モロ奴隷制度な感じでドン引き。人間の愚かさというか「学んでないのか」と繰り返される歴史の描写にまた切なさが。
    • 大佐「仕事をさせろ、さもなくば..」→"仕事に戻る"シーンが切なくて泣ける
  • 大佐の冷酷さにも戦慄。
    • しかし大佐にもまた「そうなった」経緯があった。これは泣けた...大佐役の人の演技も素晴らしい。
    • 思えばこのシリーズ、真に責められるべき"悪役"というような人は居ないのよね(「創世記」のウィルや社長辺りはそもそもの発端を作った張本人的立場ではあるが)
  • ヒトが言葉を失う経緯についても説明が為される。
  • ノバ誕生の瞬間。1〜2作目のノバとは直接の関係は無いのだろうが、こういうオマージュは嬉しい。
  • 冒頭捕まって最後はウンコ投げつけられた後爆死したあの軍人?さんもまぁ災難といえば災難だったな。「創世記」の"お隣さん"然り。
    • 結局このヒトの「うっかり」でエイプ達は脱出し生き延びる事が出来たわけなのですが、エイプ達が戦争の勝敗に影響を及ぼしたかというとそういう風な描写でも無く、人間vs人間の戦いに一定の距離感を置いた様な描かれ方をしていたようにも思う。すごい俯瞰した見方というか。「火の鳥」的というか。
  • エイプ達が生還し、安住の地を求めて長征。そして辿り着いた湖のシーンもこれまた1作目オマージュ的な風景。そして終幕。1作目にループ的に繋がりそうな締めがまた素晴らしかった!

というわけで非常〜〜に楽しめた一作であり、シリーズでした。「聖戦記」を観るにあたって計3作品を予習した形となったのですが、これがとても良かったと思います。色々なオマージュがそこかしこに散りばめられていますし、1作目を観ておく事で過去シリーズとの繋がりも色々と想起出来る形となるのでオススメです!

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映画「ブレードランナー ファイナル・カット(LIVE ZOUND上映)」を観てきた

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今月に新作「2049」が公開されるのもあり、事前に前作を予習しておかねばな〜と思っていたところ映画館の方で予習する場を設けてくれるという嬉しい展開が用意されていたので思いっ切り乗っかりました。ちなみにこの作品はこれまで未見でした...

鑑賞場所はチネチッタ@川崎。せっかくなので公開初日、レイトショーを仕事上がりに攻める事に。

公開が1982年なのでもう35年も前の作品になるんですね...観たのは「ファイナル・カット」版なので映像加工も新し目のものが施されているのもありますが、2017年の今観てみても映像の迫力、インパクトは半端ないものがあるなぁとひしひし感じました。これまでに幾多の作品がオマージュを重ねてきただけある。舞台が2019(?)年、レプリカントの製造年が2017年というのを聞いて「おぉ、映画の時代を今生きているのか...」とこの作品を"今"観る事で味わえる感慨も。物語の設定上、夜&雨降りのシーンが多かった印象ですが、ひょっとしてこの辺りの設定感がこれまでのSF・CG映画の夜&雨シーンが多いところにも多少なりは影響しているのかも?と思ったり思わなかったり。

チネチッタでは別フロアで公開記念イベントとしてギャラリーも展開されていました。なかなかレアな情報もチラホラ。
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新作「2049」に先立って、前日譚的な映像が幾つか公開されています。

そして「2049」!上記前日譚映像も全て予習した上で公開に臨みたいと思います。

映画『アウトレイジ 最終章』を観てきた

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人気シリーズの『完結編』として作成された3作目。前作に引き続いて劇場で公開初日のこの日(10/07)観てきました。鑑賞場所はブルク13@桜木町

1作目や2作目にあるような豪華さのあるドンパチや応酬的なものは作品のテイストも相俟って抑えめな感じ。割と淡々な調子で各位(花菱会、張グループ、山王会、警察)様々な形で暴走・裏切り・暗躍の攻防が繰り広げられています。

物語の中で印象的だったのが花菱会:中田(塩見三省)。部下の花田が色々しでかしてしまっているのもあり、割とシーン多目です。前作『ビヨンド』でのあの"凄み"が非常にインパクトありましたが、今回の最終章では撮影前に病気を患われていたというのもあり、若干穏やかな演技となっていました。今回の『はぁ?聞こえんなぁ』と言わんばかりの耳を手に当てるシーンは人を食った感があってGoodでしたね。

あとはその『問題の張本人・引き金』となった花菱会:花田。もうね、立ち振舞のゲスさが最低!過ぎて最高!でしたね。今作品での『殺され方ランキング』ではダントツ(※ちなみに今作品では殺され方・痛めつけられ方を楽しむシーンはここと花菱会会長:野村くらいだったかな)ですね。

監督自身が各所でコメントしているように、『アウトレイジシリーズ』最終作となる今回ではちゃんとした形で幕を下ろしています。『別の形でのバイオレンス映画を撮りたい』旨のコメントを残しているというのもあるので新たな作品に期待したいところですね。

RHYMESTER「KING OF STAGE VOL. 13 ダンサブル Release Tour 2017」公開ゲネプロ@川崎:CLUB CITTA に参加してきた

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(※「梯子酒」扇子。裏面にはこの字体で"梯子酒"の文字がペイントされている)

この日ツアー初日となったRHYMESTER「KING OF STAGE VOL. 13 ダンサブル Release Tour 2017」。初日はRHYMESTERのライブツアーではすっかりお馴染みとなった「川崎CLUB CITTA'での公開ゲネプロ」。過去これまでもここは参戦してきていたので今回も勿論参戦。チケットは早期にSOLD OUTとなっていたようですね。
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ツアーグッズについては今回はタオルx2を通販で事前購入、後は「梯子酒」扇子とリストバンドをゲット。Tシャツは白も黒も過去ツアーのものを含め点数は十分あるので今回は見送り。もうちょっと派手目?な柄とか白・黒以外の色とかだったら考えたんだけどな〜。リストバンドは買ってはみたもののサイズ的に手首が入るかどうか微妙な感じだったw まぁこれは「参加証」としてコレクション出来れば良しとしよう。
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扇子の表面、
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そして元ネタとなった曲の「梯子酒」はこちら。この扇子、「ウェイウェイ-!」したい局面で十二分に効果を発揮してくれそうです。


以下、感想など。本編の内容はアレなので控えつつ、本編と関係無いであろう部分に留めるとします。

  • 冒頭挨拶はクラブチッタ松井氏。「一部演出の映像が間に合ってません」「リリックも覚えていないかもしれません」と"リハーサル"である事を強調。
  • ライブ開始後の途中MCにて「で、(演出)どうだった?」と毎度お馴染みの観客への逆質問。
    • 「今回のゲネプロは3000円と通常よりも2000〜2500円分安い。その分嫌な思いをして頂こうと」
    • 「今回の川崎だけ、"ちんバミ"を復活させました。これで-300円くらい」
  • 構成は大きく2部構成。第1部と第2部の合間は何かしら演出が入るらしいのですがそこの映像が間に合ってないらしく、過去上映されたCM映像等が再放送されていました。やはり内容的にはカオスと言わざるを得ないw クリニックのCMとか超懐かしい。「◯◯◯◯◯◯◯◯」の回収CMはウケたw
  • MC周りは基本的に「ゲネプロなので適当」。だがそれがいい。Dさんの脱力振りには拍車が掛かっていた。
  • 途中とある曲中でDJ JINがスタッフに声を掛ける形で慌ただしくしている一面があった。あれは一体何だったんだろう?でも冷静且つ淡々とリカバリしてた模様。さすがや。
    • でもその後とある人が大きなミスをしでかしてた。あれは演出...では無いよね?w でも上手く盛り上げてちゃんと最終的には着地させるところがKING OF STAGEたる所以ですなぁ。
  • 「梯子酒」扇子、気持ちよく活用する事が出来ました。これはヨイ。
  • ドラマ出演で培ったD氏の即興演技、そして宇多さんの「記号的演技」。
  • ち◯こTシャツ、買おうか買うまいか悩ましい...(結局買ってない)

曲数ボリューム的にはこれまで同様たっぷり、構成的にはこれまでとはちょっと趣向が変わったかな?という感じで新鮮味があって楽しめました。今回の「Vol.13」は東京公演を含め幾つか参戦する予定ではあるので、今回の「ゲネプロ」を踏まえての今後の「本番」ツアーの内容を楽しみにしたいと思います!(セットリストも今は自粛:時期を見て載せるかも)

映画「ドリーム」(原題:Hidden Figures)を観てきた

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例の"邦題騒ぎ"でちょっとばかし話題となったこの作品。観ようとは思ってたけれど実際に観た人の感想が軒並み高評価なので「おぉこれは早く観なければ...」と少々焦りながらもこの日仕事上がりに観てきました。

鑑賞場所はTOHOシネマズ日本橋。今回初来館です。いやー場所が場所だけにオシャレですね。
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...っつーかパンフレット既に売り切れって!(泣

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(※売り切れを知って上映前にAmazonでポチった。いやー売り切れるだけあって充実の読み応え。)

劇場公開数も多いとは言えないこの作品、パンフレットが売り切れるとはそんなに良い作品だったのか...と思い、早く読みたいは読みたいので鑑賞前にAmazonでポチってしまいました。この感じだと下手したら売り切れ続出して兼ねないかなと思いましたので...

感想は...いやー良かった。満足満足。

  • 冒頭から「女性差別」「黒人差別」が割とサラリと表現されている。観ながら「えぇ...?!こんな事も?」と観ながら驚いたが、"当時"の社会はこれが普通だったのだろう(それもまた驚くべきところだ)。そんなアウェー中のアウェーでも努めて冷静に振る舞う3人のヒロイン達は思わず応援したくなる。
  • 3人の黒人女性、全員が全員、格好良い。
    • キャサリン・ジョンソン(計算手):"トイレ"のくだりで不満が爆発した時のシーンは観ながら思わず感極まって泣いてしまった。拠点間を"走って移動する"というシーンも、"最後の移動"は意味合いが異なっていたのがまた良い。
    • メアリー・ジャクソン(工学の学位を得るため奮闘):判事との会話シーンとその後の一息ついた時のシーンに涙。あと異動した先の上司にも恵まれていたよね。良かった良かった...
    • ドロシー・ヴォーン(計算部の代理スーパーバイザー、プログラミング(FORTRAN)をいち早く学習):未来のために学ぶ姿勢は非常に感銘を受けた。自分も貪欲に頑張らねば...という気にさせられる。最後の「異動」が言い渡されるシーンはグッと来る。また彼女を筆頭にチームの皆がIBMのあの部屋に入っていくシーンも非常に熱い。
  • STG(Space Task Groups?)の責任者:ケビン・コスナーの演技がまた泣かせる(泣いた)...上記のキャサリンの"感情の爆発"後の彼の振る舞いがもう何ともかんとも... 基本的にこの人のキャサリンに対する見方は基本的にフラット(とはいえ最初はある程度は"試して"いたが)で、キャサリンの天才的な才能に気付いていたのも彼。
  • そして宇宙飛行士のグレン、超ナイスガイ。もう出だしから超ナイスガイ。彼を筆頭に、宇宙飛行士の皆も超ナイスガイ。そんなナイスガイにあんな「頼りになるぜ」的なセリフを言われた日にゃもうあーた、ねぇ...(涙

ちなみに今回はプレミアムシートで鑑賞していました(ここのプレミアムシートはどんなもんなのかな、というのを体験してみたかったので)。左右にそれぞれ衝立がついてました。今回後半部分は結構な頻度でグスングスン言いながら涙を拭き取りながら観ていたので衝立があって助かったかもw
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とまぁ、Wikipedia等を見てみると実際(史実)は色々と違う部分もあるようですが、1本の映画として、物語としては存分に楽しめました。超オススメです!