この日までに既に6回の鑑賞を数えていた『シン・ゴジラ』。
6回目(テアトル蒲田)の鑑賞を決意する際に、既にこの『日本語字幕版』の上映に関する情報は入手していた為『ならば両方、制覇しようではないか』と同日に蒲田〜立川のハシゴ観戦、立川については『日本語字幕』+『極上爆音上映』という豪勢な組み合わせの上映回をチョイス。同作品2回目の立川爆音の鑑賞に臨みました。
座席については真ん中前目をチョイス。前回(2回目鑑賞)時は真ん中最前列でしたが、今回は字幕も入るという事で少し引いた位置から文字情報をちゃんと収集・把握したかったというのもありました。
個別ポイントの感想に行く前に日本語字幕版について言及を。過去6回の鑑賞で聴き取れなかった文言や読み取れなかった文脈が日本語字幕で情報として補完されるので、『あ、そういう事だったのか』と気付くポイント多数でした。結論としては、私個人的には『シン・ゴジラ』の鑑賞、立川シネマシティの日本語字幕版、極上爆音上映が一番ベストの鑑賞方法だと思っております。座席位置については真ん中から真ん中前目、更に欲を言えば真ん中最前列がベスト・オブ・ベストかと。ただ最前列は情報を追うのには若干辛い部分もあるかと思うので、1回目をIMAX等で鑑賞後2回目以降をシネマシティ、日本語字幕極上爆音真ん中最前列で観る事をオススメしたいと思います。ゴジラの存在感を爆音と振動で感じられる点、また情報を把握・補完する上で日本語字幕が大きな助けとなります(勿論邦画なので音声は日本語メインなのですが、何しろ会話スピードが早いので1回の鑑賞で全てを把握するのはまず無理なのです)。
各種役職紹介なので日本語テロップも多数出るのが本作の特徴ですが、日本語テロップと日本語字幕で酷い時には画面の下半分が文字で埋まるという場面も幾つか出くわしました。『文字多過ぎだろw』と思いましたがそこはまぁ本作ならではの醍醐味ということで楽しんで頂ければと。日本語字幕はテロップ等の合間を縫って表示位置を変えつつ鑑賞の邪魔にならない様に適宜表示されてきます。この辺の調整した人も大変だったんだろうなぁと観ながら思ってました。
感想メモ。
- 牧教授が失踪したプレジャーボート『GROLY MARU』。日本語訳すると『栄光丸』となり、これは1954年版ゴジラにて沈没した船の名前と一致。
- ボートの番号『MJG15041』も何か意味あるのかな〜と思ったらあったんですね、やっぱり。
もう一度言う。GLORY MARUの船籍番号「MJG15041」の意味は「MJ号全幅150m全高41m」である。この庵野秀明のマイティジャック愛が大好き!#細かすぎて伝わらないシン・ゴジラの好きなところ選手権 pic.twitter.com/BmHnBJIFb6
— K.Ryoji 384 MJG15041 (@384megane) 2016年8月9日
- 『射撃の可否を問う』のリレー、顔出さないから誰か匿名の人かと思いきや、ちゃんとしたキャストの人達のリレーだった事が判明。口元だけの表示リレーで場を演出したということか。
- 巨災対結成前の名刺交換シーン、『立川です』『竹尾でーす』名刺交換、ちゃんと台詞の方も語尾を伸ばしていたw これを含め、日本語字幕は割と忠実に語調のニュアンスを表現していた様に思います。
- 総理の『えっ、蒲田に?』
- 花森大臣の『あぁっ!』(攻撃が全て徒労に終わった後の狼狽)
- カヨコの対矢口初シーン、『エンターエージェンス』と聴き取れていた部分、字幕では『Intelligence』と判明。皆さんはちゃんと聴き取れてましたでしょうか。
- 『ZARAはどこ?』もちゃんとこの表記。
- 赤坂と首相の会話時、パターソン家に関する部分で出て来た『カーン合意』。これは実在する歴史なのかしら?架空っぽいよね
- 尾頭さん、『ゴジラが地球上で最も進化した生物になるわけですね』のくだりで若干笑みを浮かべていた様な気がしたのは私だけでしょうか。
- ゴジラ第4形態上陸時、ゴジラをバックに自撮りしている2人組が居たw 生きてるのかな...(死んでそう)
- KREVAの台詞『全車退避、全速後退!』で合ってたかな?あの感じだと逃げ延びられたのだろうか...(死んでそう)
- 総理代理予定者5名全員死亡、改めて字面で見ると破壊力がある...
- 矢口が立川に来た際に泉が発していた『"金帰火来"で地元に居たから助かった』の『金帰火来』。これこそ、日本語字幕ならではの発見ですね。
- 『まず君が落ち着け』と言って泉が矢口に水を渡すシーン。言及がTLであったので改めて確認してみると確かに矢口の他にも水配ってる。
- 『出世は"漢"(おとこ)の本懐だ』:うん、この字を使うのは分かる
- 『"萌え"んとは』:えっ、そっちの字使うの?
- ゴジラ東京駅休眠時の放射線計測をしていると思われる3人の会話『寝相は良いんだよな』これも個人的に聴き取れてなかったフレーズ。ちなみにスチャダラパーのANI、このシーンで出ているのではという説もあり。改めて注視して確認してみたいが、マスクしてるから目線のみで確認せざるを得ないんだよなぁ。ホントにANI氏、一体どこに居る(出てる)のか...w
- 赤坂、会話の後に横にスッと消える(画面から見切れる)シーンが2回程あるがあれは何か意図あってのことなのかな?
- 『日米コアリション』というワードも初めて聞く単語だった。ちなみにコアリション(coalition)の意味は『連合、提携、連立』。
- 『無人新幹線爆弾』及び『無人在来線爆弾』字幕で見ると改めてヨイ。『アメノハバキリマルヒト』も同様。
エンドロール終了後、今回も観客からの惜しみない拍手発生。IMAX然り爆音然り、迫力のある映像・音響と面白さがあれば自然と拍手は沸き起こるものですね。鑑賞後に為される同行者との会話の"熱さ"にもその辺現れていると思います。
鑑賞後時間的余裕があったので、後半戦の巨災対メンバーの拠点となった立川広域防災基地の辺りを散策してみようと思い立ちました。
途中、ヤギを横目に
昭和記念公園も入り口までは入りつつ、公園の閉園時間が差し迫っていたので奥までは入らず。(志村と記者のやり取りがあったベンチ探したかったけども)
近辺までやって来ました!施設が施設だけに、入ることは出来なさそうです....
...と思ってましたが、そもそも場所を若干間違えていたと帰ってから気付くなど。ぐるりとまわって、実はこっち(画像参照)の方から施設に入っていったんじゃないかと。しかしこれ、結構距離あるなぁ...(遠い目 ちょっと次回以降、詳細な風景確認するなどしてみよう。
ちなみに矢口とカヨコがモノレール路線付近で歩きながら会話していたシーンはこの辺りの場所かと思われます。
拡大するとこんな感じ。矢印の向きで、この細い路地を歩いてったのではと推測。
という感じで日も暮れて来たのでこの辺で巨災対散策を終えてシネマシティに戻り、夕食を館内併設のイタリアンなお店で堪能しました。
という訳で、7回目の鑑賞日記でした。
※過去の『シン・ゴジラ』鑑賞記録:
- 1回目(川崎/109シネマズ川崎/IMAX) 『シン・ゴジラ』(IMAX版)を観てきた - shinyaa31's Memorandum
- 2回目(立川/シネマシティ/2D極上爆音上映) 『シン・ゴジラ』を極上爆音→MX4Dでハシゴ鑑賞して来た - shinyaa31's Memorandum
- 3回目(川崎/TOHOシネマズ川崎/MX4D) 『シン・ゴジラ』を極上爆音→MX4Dでハシゴ鑑賞して来た - shinyaa31's Memorandum
- 4回目(豊洲/ユナイテッド・シネマ豊洲/4DX) 『シン・ゴジラ』を4DX版で観て来た - shinyaa31's Memorandum
- 5回目(品川/Tジョイ品川/IMAX) 『シン・ゴジラ』をIMAX版で観直してきた(at Tジョイ品川) - shinyaa31's Memorandum
- 6回目(蒲田/テアトル蒲田/2D) 『シン・ゴジラ』を"縁の地"である蒲田で観て来た(テアトル蒲田/通算6回目) - shinyaa31's Memorandum